読ログ『頭のいい人が話す前に考えていること』

デロイトコンサル出身の人が書いたコンサル失格ライン

 

①成り立ちを知ることで人と違うアイデアも深い議論も生まれる

②結論とは「相手が最も聞きたいであろう話」

③事実と意見を分けて話すコツは、証明可能な事実か、自ら判断を下した意見か

また、証明可能な事実は客観的事実

④他人が話しているときに自分が話していることを考えていないか

⑤相手から学ぼうという意識で聞くと信頼される

⑥コンサルはアドバイスではなく交通整理をする職業

⑦質問の前に仮説を立てる

⑧営業トークは要素分解して具体的に聞く

⑨良質なアウトプットの為には再定義する

⑩語彙を増やす為には「読書ノート」「ノウハウノート」を作る

 

所感

自分ごと化できている題材のため、非常に理解しやすく読みやすかった。自分のことを言われているかのようだった。まさに自分が最近同僚から「コンサルとしての価値ないで」って言われたばかりで、かなり考えていた。

後は人にインパクトを与えるトークや上司との仕事のやり方など、スピード以外のことが書かれていた。私はコンサルは「自分の全勢力をかけて超スピードで顧客の要望に応える」ものだと思っていたが全く間違えていた。

30歳になったので

 

30歳になったので、「人生の羅針盤」を作ることにした

30歳になった。

転職もした。結婚して、これからの家族について考えることも増えた。

仕事についても、お金についても、夫婦についても、20代の頃より「この選択でいいんだろうか」と考える場面が増えてきた。

そんなタイミングで、パートナーから一つ言われた。

「感情の波が大きくて、それに合わせるのが少し疲れる」

自分としては、そこまで意識していなかった。

運動した後や友人と会った後はテンションが高い。仕事で疲れていると静かになる。何かを真剣に考えていると、無口になって表情も険しくなる。

全部、自分にとっては自然な状態だった。

でも、相手からすると、

「今日は機嫌がいいのかな」
「怒っているのかな」
「今は話しかけない方がいいのかな」

と、こちらの状態を読む必要があったのかもしれない。

そこで一度、夫婦の問題だけではなく、もう少し大きなところから考え直してみることにした。

自分は、そもそもどういう人生を送りたいんだろう。

「正しい人生」を決めたいわけではない

最初は、

「人生で後悔しない選択をしたい」

と思っていた。

ただ、考えてみるとこれは少し無理がある。

どれだけ考えて選んでも、後悔することはある。

転職して後悔することもあるだろうし、何かを買って後悔することもある。挑戦しなかったことを後悔することもあれば、挑戦したことを後悔することもある。

だから最近は、

後悔しない選択ではなく、その時の自分が納得できる選択をする。

くらいがいいと思っている。

そのために必要なのが、「人生の正解」ではなく、迷ったときに戻ってこられる羅針盤だった。

今の自分が大切にしたいこと

一度、かなり素直に書き出してみた。

今のところ、自分が大切にしたい順番はこうだ。

家族、健康、自由、お金、成長、評価。

ただし、単純な順位ではない。

健康は人生の土台。

家族は最優先したいもの。

自由は人生の余白。

お金は自由や豊かな経験を得るための道具。

成長や挑戦は人生を面白くしてくれるもの。

他人からの評価は、あれば嬉しい。でも、それを人生の中心には置かない。

そう考えると、少し整理しやすくなった。

人生の羅針盤 1.0

今の自分なりにまとめると、こんな言葉になった。

家族を最優先に、健康と自由を守る。

パートナーを理解し続け、一緒に幸せな人生をつくる。大切な人を、自分の感情で振り回さない。

自分の心にも素直で、自然体のまま、ワクワクする挑戦を歓迎する。

お金は自由と豊かな経験を得るために使い、他人の評価ではなく、自分たちの納得で選ぶ。

限られた時間を大切なものに集中させ、家族と世界を楽しみながら生きる。

書いてみると、すごく当たり前のことばかりだ。

でも、たぶん人生で難しいのは、価値観を見つけることよりも、当たり前のことを日々の選択に反映させ続けることなんだと思う。

抽象的な価値観を、日常にどう落とすか

ここが一番難しい。

「家族を大切にする」と言うだけなら簡単だ。

でも、平日の夜に仕事で疲れていたらどうするのか。

土曜日、自分は運動したい。でもパートナーは一緒にモーニングへ行きたい。

仕事で面白いチャンスが来た。でも、家族との時間は減る。

欲しいものがある。でも、そのお金があれば旅行にも行ける。

人生はほとんど、こういう小さなトレードオフでできている。

だから、価値観の下にもう一段、自分なりのルールを置いてみることにした。

例えば、

「家族を大切にする」
ではなく、

一番近くにいる人を、一番雑に扱わない。

「自然体でいる」
ではなく、

他人の期待だけで意思決定しない。

「感情を大切にする」
ではなく、

感情は自然に持つ。でも、その後始末を大切な人に任せない。

疲れているなら、

「今日はちょっと疲れていて静かだけど、怒っているわけじゃないよ」

と伝える。

それだけでも、相手がこちらの機嫌を推測する必要はなくなる。

感情を隠すことと、感情で人を振り回さないことは、たぶん別物だ。

「家族を最優先」にも注意したい

もう一つ考えたことがある。

「家族を最優先する」

という言葉は、とても綺麗だ。

でも、それが、

家族のために睡眠を削る。

家族のために運動をやめる。

家族のために仕事を我慢し続ける。

家族のために自分のやりたいことを全部諦める。

になってしまうと、どこかで破綻する。

だから、自分が目指したいのは、

家族のために自分を犠牲にすることではなく、家族も自分も幸せになれる方法を考え続けること。

だと思う。

土曜日に自分はプールへ行きたい。

パートナーはモーニングへ行きたい。

だったら、

朝早くプールへ行って、その後モーニングへ行けばいい。

どちらかが我慢する二択ではなく、両方を満たす方法を考える。

人生のかなりの問題は、この発想で少し解ける気がしている。

強い父親とは何だろう

将来、子どもができたらどんな父親になりたいかも考えた。

家族を守れる人でいたい。

子どもとたくさん話せる人でいたい。

家の中に心理的安全性をつくりたい。

人生を楽しんでいる姿も見せたい。

そして、母親を大切にしている父親でいたい。

以前の自分なら、

「仕事で苦しんでいる姿は子どもには見せたくない」

と思っていた。

でも今は少し違う。

苦しさを完全に隠す必要はないのかもしれない。

「今日は仕事大変だったなあ」

と言いながら、それでもご飯を食べて笑って、翌日また仕事へ行く。

失敗しても、

「じゃあ次どうするか」

と考える。

苦しまない父親ではなく、苦しいときにどう立て直すかを見せられる父親。

そっちの方が、自分が思う「強さ」に近い気がしている。

迷ったら、この5つを聞く

大きな意思決定をするときは、自分にこの5つを聞いてみようと思う。

これは家族との関係を良くするか。
健康を壊していないか。
自由を増やすか、減らすか。
本当に自分たちが欲しいものか。それとも他人によく見られたいだけか。
80歳の自分なら、やったこととやらなかったこと、どちらを後悔しそうか。
もちろん、これだけで正しい答えが出るわけではない。

でも、少なくとも「なんとなく」で人生を決める回数は減らせそうだ。

これは完成版ではない

今回作ったものには、あえて「人生の羅針盤 1.0」と名前をつけた。

たぶん35歳になれば変わる。

子どもができたら変わる。

親が年を取れば変わる。

仕事で大きな成功や失敗を経験したら、また変わる。

だから、人生の価値観を一度決めて守り続けるというより、

価値観 → 選択 → 行動 → 振り返り → 修正

を繰り返していけばいいのだと思う。

人生の地図は作れない。

これから何が起こるか分からないから。

でも、羅針盤なら持てる。

「これに従えば絶対に間違えない」

とはまだ思っていない。

ただ、

迷ったとき、ここに戻って考えれば、自分が本当に歩きたい方向から大きく逸れにくい。

今は、それくらいで十分だと思っている。